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恋花禄
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作詞 有真澪 |
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花飾りを貴方に
夢見る少女のように
私は此処に眠れる
鎖に繋がれた天使…
愛おしさよりも勝る腐敗の正気
でも瞳のなかでは穢れさえ無く
愛らしさよりも劣る自分の姿
嘆くばかりで本当すら見失い始めていた
光が眩しすぎて照らされたくなくて それがたとえ証でも
決して見捨てたりはしない “覚醒”の刻
瞼が開く時、紅が咲くの
ずっと廻れる揺り籠の中の殺戮
もっと足掻いて見せてよ 傷ついた精神は
決して何にも証拠にすらならない
切なさよりも憂う花弁の終わり
なのに最期を知りながら尚、咲いて
崩れてゆく身体を抱いて泣き叫ぶ
何処か事実だけ抜き取られ狂い始めていた
潜んだ身体は日光に沈み生を 憐れむ時が来ても
決してその手を離さない “終焉”の刻
忘れないその背中 何時までも記憶に
留まるでしょう 時代と共に薄れたとしても
もっと抵抗してよ 疵ついた憎しみは
どんな哀しみよりも高く美しく汚れて…
花飾りを貴方に 夢見る少女のように
私は此処に眠れる 鎖に繋がれた天使
この木の下で思い出される瞬間を
失われた友の姿と共に追想するのでしょう……
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