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lost maiden
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作詞 有真澪 |
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壊れそうな腕の中で眠れる寒い夜も
額縁のなかでは綺麗な骸となって
穢れないで思い出は生ける屈辱となり得る
認める文章も恋文でなく遺文となり
世界の中心に私はいたはずなのに
十字架の飾りが追憶を呼び醒ます
月の揺り籠で眠る私をあやして
瞼が震えた時 「私」が覚醒するの
白黒はやがて廃墟になって 揺り籠ごと壊されてしまい
屈辱は消えていくけれど 貴方という存在を失った私は
これからどうすればいいの―――? 愛が身体から奪われた瞬間
目立ちそうな格好してもどうせ分からないの
貴方を捜す度 顔すら憶えてなくて
水たまりに沈んだ文も屈辱となり得る
描いた絵もやがて思い出でなく遺文となる
世界から迫害された罪人のように
私もあんな風に感情を殺される
嫌われたって構わない私は生きるから
けれどひとりの時 どうしても寂しくて…
maidenはやがて潔白となり 解放された後に窶れていく
屈辱は消えて行くけれど 貴方という存在を失った私は
これから生を見出せる? 愛が世界から奪われた瞬間
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