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thorn virgin
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作詞 有真澪 |
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小さなお城に住んでいた
でも一人ぼっちだった
茨のお城に棲んでいた
けれどお姫様は人ではなかった……
ある日 王子様やってきた
端正で美しくて
すぐに一目惚れしたけれど
私に会う資格などないでしょう
だから身をひそめて 隠れていた
足音が近づくたび ドキドキ止まらない
その胸のときめき 嗚呼何なのでしょう?
これが恋心というものでしょうか…?
“実は見つけてほしかったりします。
けれど其の日は見つかる事もなく、寂しい夜が訪うのです”
また王子様がやってきた
どうしてだろうと思った
またおんなじ場所に隠れて
けれど足音は聞こえてこなかった…
茨が肌に突き刺さった
赤い滴が垂れたから
絆創膏を探したら―――
綺麗なハンカチが巻かれてた
嗚呼 どうして私は人でない
乾いた心が求める 愛情というもの
その胸のときめきは 何なのでしょう?
“再会…いや、初めて会うまでに…”
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