|
|
|
雛罌粟。
|
作詞 まぁち |
|
雛罌粟、雛罌粟、朱の色。
燃え盛るようなその色に
憂いを秘めた孤独の姿。
ひらりひらりと舞う蝶は
何の花にとまるのだろう。
翠色に揺らめく野原の中に
ぽつりとひとつ、朱の色。
嗚呼、風が吹く度
あの灯火は寂しく揺れて。
蝶が悪戯に過ぎ去れば
小さな焔に雫が落ちる。
雛罌粟、雛罌粟、朱の色
燃え盛るようなその色に
憂いを秘めた孤独の姿。
ひらりひらりと舞う蝶は
一体何処へ行くのだろう。
朱い灯火野原に残し
一体何処へ行くのだろう。
嗚呼、雨が降る度
今の孤独を侘しく思って。
また逢うことのできる日を
かなわぬ夢を見続ける。
雛罌粟、雛罌粟、朱の色。
儚く散ったその時も
傍にあるのは泪だけ。
ひらりひらりと舞う蝶は
何の花にとまるのだろう。
ひらりひらりと舞う蝶は
一体何処へ行くのだろう。
|
|
|