|
|
|
天秤
|
作詞 matthew |
|
雨がなぞる頬 手を伸ばして
触った傷は ジクジク軋んだ
一番近い幸せは壊れやすくて ただ脆く
黙ってた午前0時
古びたフィルムは カラカラ回る
無邪気な記憶 ツギハギに映す
あの頃には戻れないと大人になって悟っても
チグハグな心模様
散文みたく綴った手紙
出せない? 出さない?
揺れる水面
恋心 涙混じり
ひび割れてそっと傷になる
変われない二人だから
いつまでも揺れていた
微睡みから醒めたくないまま
一つ一つ綴っては 書き直して進まない
どうして心はこんなにややこしい?
何度も何度も消したせいで
汚した便箋 何書いたかもう読めない
白黒もつかず離れず
気づいたら溶け合う真贋
ごまかし 騙して
息をつなぐ
恋心 もがく胸を
締め付けてそっと傷にする
変われない二人はただ
いつまでも揺れていた
ジレンマとずっと馴れ合いながら
伝えたいことならたくさんあるんだよ
どんなに迷ってもそこにしか行けないんだよ
壁だらけの迷路 行き先は一つだけ
どの道辿ってもそこにしか行けないんだ
恋心 涙混じり
ワガママな理性と戦って
変われない二人は今
変わってくその瞬間に
針が振れて目覚めた夜明け
|
|
|