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土曜日の理科室
作詞 flying giraffe
毛細血管の静と動
36.5℃の生命と20℃の植物
生まれた時のような感覚を
今宵の理科室は漂わせていた

博学レディは奇妙な色をした
ブラウスを白衣の下に着ている
ザゼンソウの匂いが部屋に散らかる
今日で三度目の実験の誤差を
埋めてしまうほど凛々しく目を細めた

認めてしまうほどの冷酷と
けして疑いの消えない慶福と
この花はどちらを夢見て
色を赤に染めるのだろうか

水が嫌いで ハエに集られ
そんなところが酷似している
博学レディは白衣を脱ぎ捨て
理科室は感情のアトリエと化した

認めてしまうほどの冷酷と
けして疑いの消えない慶福と
この花はどちらも知らずに
ただ体温を上げていく
色を赤に染めていく

ただ言えることは、
その姿に愛しいという言葉は重すぎた

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 土曜日の理科室
公開日 2010/07/01
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ その他
コメント それが君の正体。
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