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箱庭のラストソング
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作詞 flying giraffe |
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あの子の内臓と足跡 透けて 見えなくなった
喉を潰した声であの子を抱いたのは記憶にない過去
聞こえる 誰かが僕の中で歌ってる
夢の中だから笑って暮らせてるんだよ
何もいらないんだよ
ワインレッドの轍のようにさ 明日は来ないから
あなたは知ってるんだろう あの子の指先が動いてないことを
だけど 夢見ていたいな 笑っていたいな
消せない消しゴムで消そうよ
何もいらないから
何を訴えてるんだよ あなたを待っているんだよ
悲鳴が壁に反響する ここは箱の中なんだよ
あいつらが迫ってきてる 首を切られた死刑囚
ナイフを抱えた妊婦が 枕を切り刻んでいく
はじまりのサイレンが鳴って 津波は空を濁らす
二極化している世界に 今夜も乾杯しようか
あなたはあの子を殺した クラクション 悲鳴 血溜り
怖がることはないんだよ ここは箱の中なんだよ
ここは箱の中なんだよ
あなたは証言台に立って「おもしろい世界ね」と言った
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