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8月の寒い日
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作詞 いもこ |
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確か昨日のこと
鏡に映った二人がひどく無理をしているようだった
曲がったら 直線まっすぐ
寒い日 風が強い日
浮きながら 沈みながら
それでも今まで一緒だった
泣くことが悲しいことでも
笑う場面じゃないなら
それ以外他になにをしろっていうの
ヘッドフォンからもれるのは
いつもスタンの雨の音
君が小さくつぶやいた
最後だったのに何も聞こえなかった
煙草の匂いが沁みついたソファ
いつも穏やかだった川のそば
もうだめだと思ったときは
いつもここに来て 不純物だらけの空気を吸い込んだ
どれだけ側にいても わからないことばかりだと
情けないくらい小さな声でつぶやいた
知らないことをわかったように
悲しいことを良かったことのように笑うのに
本当はそうじゃないのに
いつかも、いつも、も同じだと
最初から諦めたりしないで
どれだけ側にいても わからないことばかりだと
情けないくらい小さな声で 君がつぶやいた
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