|
|
|
故郷
|
作詞 ヤドン |
|
放課後まっすぐ向かった秘密基地 僕らの遊び場
缶けり・ケードロ・野球もしたね
夕日が沈むまで泥まみれになって騒いだ
地主のじいさんニコニコ見守ってくれてたね
皆で飲んだ麦茶が懐かしい…
あれから10年たった今僕らの目の前で
無機質のビルが見下し嘲笑っている
大人になった僕らは「仕方ない」と
現実受け入れ涙飲む
温もりがあったんだこの場所は
沈んでく夕日の中
久々に会った友たちは皆唇噛んで町を去る…
放課後一緒に帰った帰り道 僕らの遊び場
影踏み・カバン持ち・掛けっこもしたね
自分家に着くまで汗流して騒いだ
地元のばあさん毎日声かけてくれてたね
皆で飲んだカルピスが懐かしい…
あれから10年たった今僕らの両側に
明るいコンビニ・デパートが並んでいる
大人になった僕らは「時代だね」と
現実受け入れ涙する
優しさがあったんだこの道は
沈んでく心の中
久々に会った友たちは皆肩を落として町を去る…
一体誰がこんな町を望んだ?
僕らが夢見てた未来はこんなんじゃなかったはずだ
誰のせいか判らない現実に
悲痛な叫びは届かない?
奪われたものはどこにある?
あれから10年たった今僕らの周りで
次々と壊されてく故郷が滲んでく
大人になった僕らは「無力だな」と
現実受け入れ立ちつくす
温もりがあったんだこの町は
沈んでく夕日の中
久々に会った友たちは皆心を隠して語り合う
優しさがあったんだこの町は
沈んでく心の中
いつかまた帰る日が来るんだと
信じ切れずに町を去る…
|
|
|