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a Name
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作詞 霧雨みつる |
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この世は嘘と欺瞞で出来ている
その燭台はお前の兄弟の頭蓋
右手に持った空のグラスはお前の心の形
座りの悪い三つ足の椅子がカタカタ揺れて
また、お前に嘘を吐く
「世界は素晴らしいから」
「人は美しいから」
「空は明るいから」
鏡に写る姿さえ、真実は無いのに!
お前が思えば真実になる
世界はそれを嘘と呼ぶ
お前の心は美しい?
人はそれを欺瞞と呼ぶ
お前の為に晴れる日など無いのだ
それでも生きていたいのか
周囲を削り、自分の形に穴を空け
抜け出した恐竜の化石が
また埋もれるように
残すために、繋ぐために
伝えるために、渡すために
世界がそれをなんと呼ぶか
私は知りはしない
だがお前がもし
苦し紛れに飾り立て
愛と呼ばないことを願う
世界は
それを偽善と呼ぶから
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