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終焉
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作詞 アキト |
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錆びついた 歯車を
君は何で動かそうとするの?
その体が流す赤い血液で?
その心が流す透明な涙で?
止まってしまった運命を
その力で甦らそうとする君よ
神風を吹かせようとも
けして動かぬ その歯車を
その瞳には すでに
絶望が映っているはずでしょう
共に苦戦してきた僕だからわかる
この 時が止まった世界に
二人取り残されて
光など無い 凍えそうな空間で
爪の無い手を震わせている
もう無駄だとわかっているのに
君は この先にある未来を掴もうとする
「共に死のう」と僕が言っても
君は首を横に振った
君が傷ついても 君が穢れても
何も変わらない
歯車は いつか朽ち果てて
明日への扉は永遠に閉ざされる
それでも諦めないなら
僕は 君の心の裏側で
そっと見守ってあげるから
君の「心の闇」として
君を誘惑し続ける
もう楽になってしまおうよ
惨めすぎるから
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