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脆い友情
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作詞 空雪 |
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「おはよう」
いつもどおり教室に入るあたし。
ザワザワしていた教室が一瞬にして静かになった。
こっち見ながらコソコソ話をする女子。
見てみぬフリする男子。
なんで……?
美奈が口をひらいた。
「咲の彼氏とるとかサイテー。ありえなぁい」
その子の隣で小さく泣く咲。
ちょっと待って。
あたし告白されただけだよ?
咲と付き合ってるって知ってたからフッたんだよ?
なんであたしがとったってなるの……?
「ちょっと待ってあたし…」
「言い訳なんて聞きたくない。酷いよ、親友だって思ってたのに……」
あたしの言葉は咲によって遮られた。
みんな、あたしの言葉をきかない。
次の日からあたしへのいじめが始まった。
友情って所詮こんなものなんだ。
こんな些細なことで壊れるものなんだ……。
親友って思ってたのはあたしもだよ。
泣きたいのはコッチだよ。
こんなに脆いんだね。
こんな脆い友情なら、あたしは要らない。
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