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校舎(あいつ)
作詞 WATARU
 
  何故だか急に会いたくなった 今俺は始発電車に乗り
  校舎の所へ向かっている 卒業してから何年たったのだろう

  何もかも懐かしく 良いことばかりあった気がする
  俺が卒業する時 校舎は調度100回目の誕生日を迎えていた
  俺達より大きな花を付けて 校舎ばかり目立っていた

  皆校舎の壁に名前を刻んでゆく この時ばかりは誰も労ってくれない
  刻んだ名前を見にきた奴は 何人いたか覚えているかい?
  廊下を走り回った 俺のことを覚えているかい?

  泣いたり笑ったり 毎日が過ぎて行く
  そう 校舎に感謝することがあったんだ
  休み時間にクラスの奴と喧嘩した
  校舎は授業開始のチャイムを鳴らす
  それが校舎の仲裁の仕方だったんだ

  尚更校舎に会いたくなった 今俺は思い出の駅を降り
  校舎の所へ向かっている まっすぐ行けば近いのに

  遠道をして 俺が歩いた道へと急ぐ
  その道を歩いていると セピア色の俺達がいる
  優しい風が足元を通り抜け やっとの思いで校舎の所へ辿り着いた

  そこには錆びれた鉄棒と 椅子や机がやまずみで
  グラウンドの白線も消えかけていた
  誰も悪いわけじゃない 栄えつつあるこの街がそうさせた
  誰も嫌いになったわけじゃない 忘れるわけがないだろう?

  そう みんなありがとうっていってるよ

  そう みんなありがとうっていってるよ

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歌詞タイトル 校舎(あいつ)
公開日 2009/11/08
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ 学校生活
コメント 自分の通っていた学校が廃校になったときの詩です。
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