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ノンストップミュージック
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作詞 鎖犬 |
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掌で掻き消した豪速音が
俺の胸に微かに沈んでいく
誰にともなくすがりたくなるのは
俺の弱さのせいか
きっともう
明けることはないだろう夜と
必死に戦っている
皆が皆強いわけじゃないんだ
白んでる空を睨んで
また歩き出す
爪先で蹴った石ころは
未来に向かって羽ばたいてった
おいそこを飛んでる鴉
お前の背中に乗せて
俺をここから連れ出してくれよ
『未来』なんてお綺麗なもんじゃなくて
ゴミ溜めでも構わないから
だけど鴉は俺を一瞥して飛んでった
クソ野郎
お前なんかゴミ収集車に回収されちまえ
掌で掻き消した豪速音が
俺の胸に微かに沈んでいく
指先で指し示した未来地図は
俺の胸に微かに響いていた
止まらない音楽が
俺の脳内で蠢いている
止まらない音楽が
俺の中で蠢いている
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