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未来行きのチケット
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作詞 結城隆行 |
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虹色の種を一つ握ったまま 君は新しい空に向かい歩き出した
途切れ途切れの声で歌いながら ほらね
ありったけの笑顔で手を振った君は
多分僕が踏み込めない世界を見つけた ためらいもなく
ねえ、とりあえずじゃ片付けられない ハートはどこへしまおう?
連れて歩くには ちょっと重過ぎる
それぞれの地図を手にした あの日を胸に抱えたまま
あの時叫べばよかった 君の笑顔が消えてしまう前に
“二人の未来行き”のチケットには どれをとっても素晴らしい夢が詰まってる
途切れたレールの後 その先には
きっと掴めたはずの幸せが待っていて
多分君が踏み込んだ世界を見てるよ ただ純粋に
ねえ、思い出にはなれないままで ハートはどこへ向かおう?
次の列車は迎えに来るかい?
乗り遅れた“君”という名の駅に独り 残されて
あの時 叫べばきっと 今でも傍に居られたのにね
今の自分と 昔の自分を いい訳には出来ないけど
こんな形で背中を押してくれた君に感謝したりもしてる
『とりあえず』きっかけはなんでもいい
歩き出さなきゃいけない そんな気がする 早く 早く…
ねえ、こんなに星がきれいに見えたことは一度もないよ
君の世界に 触れた気がした
それぞれの地図を手にした あの日を空に映したまま
君の目になりたかった 二人の空を 見ていたかった
…そして虹色のタネを一つ握り 僕は新しい空に向かい歩き出した
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