|
|
|
ゆきうさぎ
|
作詞 Sacri |
|
小さな旋律を描いた指先の灯りが
嫌に眩しく僕を見下ろす
嗚呼、傍らに小さな ゆきうさぎの影も無く
踏みしめた白い絨毯が 優しく僕を包んだ
夕月夜に顔出すラインが
君を、僕を、映し出した
ねえ恋とはこんなにも無情に
切ないものでしょうか?
春待ちて 焦がれたその背は
もう二度と 届かぬ残像
だって僕はただのゆきうさぎ
幸せの形(え)すらもう見えない
小さな螺旋を映した渡り鳥達が
反らされた指伸ばす度に留まる
嗚呼、傍らに居たあの ゆきうさぎの影も無く
終末をただ 見守るばかりの事
宵闇に沿って描かれる絵が
月の雫を運んでくれる
ねえ恋とはこんなにほろ苦く
優しいものでしょうか?
春待ちて 焦がれたその愛に
もう二度と 触れたりしない
だって僕はただのゆきうさぎ
君を愛する事すら出来ないから
暗闇に光る星達は
僕を探しにきたわけじゃない
(「僕を嫌いにならないでね」)
あと少しで届く筈なのに
どうしても 手がすくむ
春待ちて 焦がれたその愛に
もう二度と 触れたりしない
だって僕はただのゆきうさぎ
君を愛する事しか出来ないから
小さな旋律を描いた指先の灯りが
嫌に眩しく僕を見下ろす
嗚呼、傍らに小さな ゆきうさぎの影も無く
踏みしめた絨毯に形残し何処へ行くのか、
|
|
|