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つないだ手
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作詞 結崎小夜 |
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気が付いたら すべての季節を君と過ごしていたね
晴れの日も雨の日も 暖かい日も寒い日も
ずっと一緒に手をつないで 笑い合って
あたしか君か どっちかが立ち止まって手を離したら
放っとくわけでも 焦らせるわけでもなく
また一緒に歩き出すために そっと指を絡めた
“ずっとずっと一緒にいよう”
それは夢みたいに曖昧な言葉だけど
君の不意に見せる笑顔や 時折力のこもる手の平は
形のない口約束を 確かなものにするには充分だった
だからあたし達は歩いていけて
一人で泣いてる暇なんかないくらい
素敵な日常を探しにいく
君の左手にあたしの右手
大きさの違う二つの手が 不器用に重なる
君の二歩はあたしの三歩
不揃いな足音 けれど二人の距離は変わらない
星を見に行こう
子どもの頃よく遊んだ土手に座って
寄り添うように並んだ星を指差して
あたし達みたい、なんて月並みなこと言った
そしたら君は微笑んで頷いて ゆっくり立ち上がった
――つないだ手は離さずに
吹き抜けた夜風が少し冷たい
君の手は 温かい
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