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ヒトに育てられたボク
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作詞 黒い小指 |
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“2009(H21)年1月10日(土)”
僕はヒトになった
接(ところで)君はいつからヒトなの?
卵のひび割れは経験しなかった様で
目を擦れば夜行性には向かないらしく
嗅覚が秀でて鋭いわけもないわけで
本能の前に理性がくるという厄介な生き物だ
人間を説明するならばひとつ簡単なことがあって
「幸か不幸か人間に育てられたことによる洗脳」
模倣を得意とするネコには成り得なかった事実の果て
最初の情報交換を間違えないで
オオカミになるには犬歯を研いでおかないと
哀しすぎる感情に支配されることは
僕らが唯たったひとつの生命体であることの証
どうして一日、24時間延々と呼吸が出来るの
「幸か不幸か人間に育てられたことによる宿命」
今更望んだ所で飛べるわけでもないのだけれど
僕はヒトになった
接(ところで)君はいつからヒトなの?
人間を説明するならばひとつ感動なことがあって
「貴方に出会えたらから今ありがとうと言えるのだと」
僕がヒトで在る意味を知るのはただふたりだけ
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