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くろこ
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作詞 黒い小指 |
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都合の好い女と善い人とは
相似の要領で働いていく
親切と無関心は紙一重で
良く言えば可愛げがあるらしく
もう壱つよくよく考えるとすれば
いま壱つくよくよする理由がないとか
如何やら傍観者がつく察しと云えば
こんな風に笑うことらしいのです
久しぶりに書いた言葉の端に
少し許(ばか)し本音を携えてく
寂しがり屋な黒い小指に同じく
死んでしまうらしい動物は好ましい
見た目愛らし白い兎に同じく
腹の底が見えないのは好都合かと
日の入か日の出か判らぬままに
まだ眩しくない光に安心するのです
紅い林檎をベッドに隠して「御休み」
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