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掌 -てのひら-
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作詞 黒い小指 |
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掌にあると想って ずっと ずっと
大事に握り締めていたんだ
温度を持たないそれが大事だと想い込んで
そう 掌はまだ握り締めたまま
聞こえよがしに耳打ちされて
それが正しいから 僕は 守るだけ
好奇心に駆られ 放ってみようか
手中の大事なもの 僕は力を抜いて、
また入れた
掌に力込めて ずっと ずっと
大事に握り締めていたんだ
それがなんなのか分かりもしてないけれど
僕は そう 掌は今も握り締めたまま
開けてみろよ どうせと笑われ
顔を赤くし俯き 力を一層強くした
どこまで必要で 何の役に立つのか
知らないけれど もう信じるしかなくて
…掌が 温かい
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