|
 |
|
大通り
|
| 作詞 コウキｂ |
|
僕の事わかってくれないと 絶望にくれる
すすり泣きながら 道端にしゃがみこむ
変なものを見るような目で素通りしていく人々
破裂しそうな心の中でつぶやく
「ボクハ、ワルクナイ。マチガッテイルノハソッチダ」
たくさんの靴が交差する 大通り
あんなところにいきたくない 僕はここに残る
そう自分の意志で言ったのに いつしか人のせいにした
居心地ばかり求めては ぼうっと空を見つめていた
自分でどうにかしようという気はさらさらなかった
みんなは自分の足で歩き出していった
一人残った僕は 誰かが車に乗せてくれるのをずっと待っている
僕は青空が好きだった
だけどあの大通りを行く人は 空なんか見ていない
空の美しさに気づけなくなってしまう
あんな場所・・・
ある時しゃがみこんでいる僕の肩をたたく人がいた
その人は黒いスーツに黒い靴
「大通りの人だ」 僕は目を背けた
だけどその人は僕に言った
「ここからでも空は見えるんだ」
顔を上げると 光が差した
細く長いビルの間から青い空が見える あの頃と変わらない空
逃げていたのは 僕だった
おかしいのは 僕だった
そう気づくために必要だったこと
たくさんの時間 たくさんのユウキ
少しのやさしさ 小さなキッカケ
黒いスーツに黒い靴の人
|
|
|
