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ソウタブン
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作詞 辻谷武緒 |
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そう多分 年をとってきたからだろう
そう多分 沢山を見て来たからだろう
そう多分 色々と知ったからだろう
全てのことに意味を見いだそうとしてた あの日
全てのことに意味がないことに気づいた あの日
全てのことを何処か乾いた心で受け止める イマ
時々さ、全てを投げ出して、全てを忘れて
草っぱらで寝転んで、ただ雲を、見てたい
そしてその終わりが、君が呼ぶ声で終わればいい
風に漂う憶いを、掴んでくれればいい
そしてまた、僕は明日に何とか何かを繋げようとするだろう
そう多分 夢を見すぎてたからだろう
そう多分 全てが真新しく見えたんだろう
そう多分 嘘が見抜けなかったからだろう
全てが劇的に始まり終わると信じていた あの日
全てが感情で動き感動で満たされていた あの日
全てが嘘っぱちに塗れていることを知った イマ
時々さ、どしゃ降りの中を、ひとり傘もささずに
行く宛もなく、裸足で彷徨って歩いていたい
そしてその終わりが、君が呼ぶ声で終わればいい
冷めきった全てに、温もりが戻ってくれればいい
そしてまた、僕は明日を何とか何かで埋めようとするだろう
「ソラ」を見上げ、誰もが一度は思い想う
全ての存在を、全ての営みを、全ての意味を
やがてぷつりと切れてジブンに還る
時々さ、何も聴こえない、一筋の光も射さぬ
暗闇の中で、膝を抱え、俯いていたい
そしてその終わりが、君が呼ぶ声で終わればいい
君が笑う、その声で終わればいい
覆い尽くす闇に、鮮やかさが蘇ればいい
そしてまた、僕は胸の奥底まで、君への感謝で一杯にするだろう
そしてまた、僕は明日を何とかジブンで切り拓くだろう
そう、多分
そう、多分
ソウ、タブン
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