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プラチナチケット
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作詞 suzu |
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どこから来てもここが終点 中央都市のターミナル
誰もが乗りたがる太陽列車 煙を吐いている
今までの同乗者の大半とはここでお別れ
当日券は手の届く額じゃない 涙1000粒と交換だってさ
僕は大丈夫 何年も前から 大枚はたいて手に入れた
プラチナチケットがあるから
ポケットの中で折れ曲がった切符を 今 使う時
何の為の思い出や時間だ ほら早く乗れよ
特等席の眺めはいいぜ
振り返らずに
どこから来たか存じませんが お隣の席よろしいですか
誰もが乗りたがる満員列車 汽笛が鳴っている
ここにいる同乗者の大半はどこか寂しげ
ケースに入ったマンドリンを持った さすらいの音楽家の話を聞く
僕は大丈夫 一人でいるのには慣れているから
無理して微笑むなよ
アナウンスが一切入らない列車は 行先不明
何の為の思い出や時間だ 答えはお預け
窓は景色を映してくれる
沈む地平線
揺れる列車 車輪の音 寝付けずに 揺られ聞いた
どこからか聞こえるすすり泣き
こうやって1000粒溜まるのか
限られた人だけ手に入れられる 皮肉な謳い文句
次の日もまた次の日も どの駅でも降りずに乗り続けた
小粋なシルクハット クリーム色のワンピース 棒付きキャンディ あのマンドリン
視界から消えていった
僕は大丈夫 一人でいるのには慣れているから
無理してでも微笑むよ
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