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Virus
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作詞 suzu |
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君は一人しかいないのに 夜の数だけ見るんだ
星の光も届かないところに手を伸ばして
閉じた眼を開いて 届かないことを知る
僕は一人しかいないのに 星の数ほどいるんだ
夜の光は昼間のそれより価値があるはず
醒めた眼を逸らして 代わりがあると気付く
きっと誰でも生まれた時から持っていて
多分どこかで失くして
再び二つでひとつになれるんだ
それは口から口にだけ渡せて
ひとりだけではつくれなくて 怯えるほど近づきたくて
自分の中にあると知っても 容易く手に入りはしないんだ
一番近くにあるのに一番遠くにあるよ
それは何かの拍子で壊れてしまっても また元通りにできるよ
それを知った苦しさと知らない悲しさは 君がいないと知れないんだ
それは君から僕にでも渡せて
それは僕から君にでも渡せて
ひとりだけではつくれなくて 優しさから遠ざかって
自分の中にあると知ったら 誰の中にもあることを知るんだ
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