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色欲
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作詞 †+・・奏月・・+† |
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もう、ここにはないのね。
君の、その笑顔は
もう、私のものと、言えなくて。
永遠と信じていた。
信じて疑わなかった。
その隣の席には、今は違う子が・・・・。
不眠症の黒いくまの映える
不吉そうな、色白な顔が嫌いだった。
漆黒を落としたような
悪魔みたいな黒髪が嫌いだった。
かわいらしく飾れなくって
切ってしまう爪も、全て、大嫌いだった。
メイクが映えると言ってくれた。
つやが綺麗とも
小さな女の子みたいとも
かわいいと。言ってくれた。
モノトーンだった衣装ケース。
色がざわめきはじめた。
似合わないと、わかっていた。
それでも、見て、ほしくて。
スニーカーだらけだった玄関も
種類が増えた。
君を、想って。
飾り付けた、全てが君のための色。
でも、もう、要らない・・・・・。
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