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御伽話
作詞 いちみや
ごちゃごちゃ歌う 素人が 花占いで捨てた花びら
むしゃむしゃ食べて にっこり笑えば
強がりの弱虫が 光って 照らす

錆びた水を求める人の 乾いた声が束になり
真っ赤な空と 熱い酸素を
吸って吐いて 吸って吐いて

木目をなぞって 泳ぐ金魚を
すくいあげて 酸素をうばえば
何故か自分も 息ができない

ありふれた理想を求めたくせに
つまらないからと別れれば
ありふれた涙を流してみせて
次へとさまよう ふらふらの手

誰も知らない土を踏んで
舞った砂埃 きらきら
ひっくりかえして また三分
お砂の時計の中で 砂城

遺跡をくぐって 茨を切って
あの城へと 階段をかける
とばされた段の隙間から
歌声が きこえる きこえる

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 御伽話
公開日 2009/11/09
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ その他
コメント 御伽の国の歌
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