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嘘
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作詞 塚本藍子 |
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綺麗に敷き詰めた石畳を焼き付けて火が溢れた
細かな屑を集めて創りあげた孤塔を踏み潰した
別れる事など最初(はじめ)から解っていた
知らぬフリをし続ける笑顔を消してしまいたかった
君を貫くモノは小さな針でも鋭いナイフでもない
刺傷をぎゅっと抱きしめて真っ赤な花びらを咲かせましょう
どうか私を信じないで突き放して崖に落として
手の中にあるのは冷たく甘い貴方を傷つける声
砂に塗れては汚れていくこの身体に爪立てた
静かに染まってく髪を見つめていた夜の事
沈んでいく海に注いだ瞳の灰
捧げたのは何でもない幻想(ゆめ)を消してしまいたかった
君を貫くモノは小さな針でも鋭いナイフでもない
呪文でも魔法でも呟いた瞬間に暗くなる
どうか私を信じないで突き放して闇で燃やして
手の中にあるのは優しく重い貴方を傷つける爪
君を貫くモノは小さな針でも鋭いナイフでもない
刺傷をぎゅっと抱きしめて真っ赤な花びらを咲かせましょう
どうか私を信じないで突き放して崖に落として
手の中にあるのは冷たく甘い貴方を傷つける
君を貫くモノは小さな針でも鋭いナイフでもない
それは私の吐く酷く危ない貴方を傷つける嘘
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