|
|
|
雨
|
作詞 優愛 |
|
走り出した君を追いかけた
君は突然しゃがみこんだ。
不意に見えた君の顔、
涙目になってる。
すると空が、
いきなり曇りだしたんだ。
雨まで降り始めた
このどしゃ降りの雨は、
今の君の気持ちでしょ?
僕の胸を貸すから
思いきり泣きなよ。
強がらなくていいから。
この雨じゃ、
声をあげて泣いたって
誰も気付きはしないさ。
踊り狂った雨が、
君を包んでいる
“強がり”と言う名の
殻を剥がしていくよ。
辛かったよね、
今まで気付いて
あげられなくてごめん。
辛い思いさせてごめん。
でも、もう大丈夫だから。
――君が泣き止んだとき、
今までの雨が嘘のように
晴れた空に変わり、
綺麗な虹が出た。
「もう大丈夫。ありがとう」
君は笑顔で僕に言うんだ。
|
|
|