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貴方の空に
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| 作詞 satoro |
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起きているのが苦しくて
眠りに落ちるのが怖くて
夜の街に繰り出してみた
色とりどりのネオンの冷たい光
夜を持たない人達の喧騒
人工色の夜はどこか目に痛くて
昼間の住人にはまるで非現実的だった
見上げれば広がる暗い空に
星なんかひとつも見えやしない
愛という名の裏に潜む嘘の塊
どれもこれも偽物ばっかりだ
何もする気が起きなくて
日の光は眩しすぎて
部屋の隅で丸まっていた
音の無い世界で目を閉じてうずくまると
自分がそこにいることさえわからなくなってくる
手を伸ばせば触れる現実に
夢なんてひとつもありはしない
愛という名の下に巣くう詐欺師の館
誰も彼も嘘つきばっかりだ
何を信じたらいいんだろう？
誰を愛せばいいんだろう？
誰に愛されればいいんだろう？
今、足を着けている地面と
ふわりと浮かんだ雲との間に
汚れた排気の渦が漂っているのだろう
みんなみんな汚い物ばっかりだ
見上げれば広がる青い空に
自分もまた汚れ物のひとつと
悟ってしまえば怖いものなんて無かった
慶びを棄てれば哀しみもまた無いのだと
教えてくれたのは貴方です
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