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暗い湖の唄
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| 作詞 蓮華 |
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暗い夜の甘い君よ
呪いを唱え
僕の元から 飛び立つのか
ひたひたと 裸足の足で
草場を歩き
ぬかるんだ 泥だらけの
湖の周りを
歩き回り ただ無意識に
無関係に無表情に
その身捨て 人形のように
いつか止まる 螺子の再狂(サイクル)
赤く染まった 白いドレス
憂鬱を含む空を
見上げることも無しに
ただ下を向き 呟き続ける
主人は何処に 召使は何処に
料理人は何処に 奴隷は何処に
庭師は何処に メイドは何処に
執事は何処に 何処に消えた
残ったのは白き少女
ステンドガラスの 輝く広間で
十字架のキリストの前で
惨殺のパーティーを
甘く呟く その声は
誰の耳にも届かない
彼女が唱える魔の呪文は
ただ遠い 悪魔の住処へ
湖の水が風に乗り
少女の体に纏わりつく
この世界の
中心は君だ
止めようとする愚か者は
我が断罪を
空から 赤い雨が降る
少女の罪が
少女に降りかかる
この世界に 夜明けは来ない
一生の夜を
彼女は湖の畔で
生きる。
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