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戦後の恋文
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作詞 グリン |
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愛の戦地で生き凌ぎ
疲れ果てた兵士が一人
脳も言葉も傷付いて
此処に横たわっている
心体を洗い流す
涙さえ とうに
蒸発してしまった
汚れた此の身一つで
どうして貴方に
逢いに行かれよう
何が為の戦争
傷付けて 傷付いて
勝利故の品は
孤独な残生のみ
便りでも出してみようか
待っていてくれるだろうか
ただ『私は 生きています』
震える腕で綴る文字
しかし届く術など
此処にある筈もなくて
恋文は焼けた地面で
息を引き取った
あの兵士のようさ
何が為の戦争
失って 失って
手に入れたものなど
何一つ無い
何が為の戦争
愛し 愛し 愛した
果てに行き着いた場所
此処は お望み通りか?
貴方は
今でも 私を
待って居てくれますか…
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