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晩餐会
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作詞 グリン |
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鋭いナイフが
只今の温度を
示すかの様に
冷たく白めく
貴方の瞳は
ねぇ 何を想うの
次々置かれる
ディナーの一員たち
匂いも 味も 彩りも
全く 無い様だわ
だって全ての神経が
貴方へ遣われている
他には何も要らないから
貴方を感覚に注いで
時には辛く 時には苦く
だけど最後は甘い
デザートな優しさで
私の源に為って
口元を拭う
一瞬 時が死ぬ
貴方を途切れさせないで
お願い
私の心は
嗚呼 何がしたいの
料理が冷めるより早く
貴方の瞳は凍る
その結晶を溶かしたいと
想うのは仕様がないこと
満腹など求めないから
貴方を少しずつ注いで
時には重く 時には強く
だけど最後は柔らかい
デザートな愛しさで
私の源に為って
冷たい晩餐会
今日の幕が閉じる
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