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僕の夢
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作詞 グリン |
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夏の真昼の交差点
信号機は無機質に
人の足の指揮を執る
太陽に焼かれながら
溜息か 息切れか
止まっている影が吐く
僕はなぜ 僕はいつ
こんな僕になったのだろう
心の痛みを予期し
すべてを無表情にする
クローゼットの片隅
埃まみれ 色あせた
麦わら帽子だけが
よれたスーツで 今日も
明日も世を渡りゆく
街行く僕の夢を知る
あの頃 ただただ必死で
動かしていた鉛筆は
僕をここに運ぶため
突き動かされていたのか?
なんだかんだ言ったって
此処で生きていくしかない
わかってる わかってる
甘えているだけだろう
けれど 嗚呼 一度でいい
よく頑張ったと言ってくれ
僕がここにいるということ
こうして生きていること
間違いなんかじゃないと
確かめさせてくれないか
あの人は元気だろうか
先生は元気だろうか
僕に厳しく優しく
何かを教えてくれる
誰かはもういないんだ
それが怖くて 淋しいんだ
クローゼットの片隅
埃まみれ 色あせた
麦わら帽子だけが
よれたスーツで 今日も
明日も世を渡りゆく
街行く僕の夢を知る
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