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背中
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作詞 鮫 |
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いつだって背中を追っていたのは私で
あいつの温かい背中が大好きだった
いつだって背中合わせで
私は前だけを向いていればよかった
背後の敵はあいつが全部やっつけてくれたから
でもそれは私だって同じで
あいつの背後を取ろうとする奴はぶっ飛ばした
喧嘩する時はいつでも連絡くれて
「お前も来る?」
なんて素っ気無いメール
「もち。どこでやんの?」
これまた素っ気無い返信
でもそれだけでも伝えたい事は伝わった
私が落ち込んだ時は
何も言わずに隣に居てくれた
私が暴れたい時は
一緒に馬鹿みたいに暴れてくれた
でも
私は安心しきっていたのかもしれない
いきなり後ろから頭を殴られたと思ったら
あいつの姿はもうソコには無かった
何も告げずに
居なくなってしまった親友
あいつの事が好きだったんだと気付いたときには
もう背中の温もりは冷めていた
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