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エフ
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作詞 鮫 |
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もっと君を理解したかったし
できれば「嫌い」だなんて言いたくなかった
もっと愛して愛されたかったし
できれば「嫌だ」だなんて思いたくなかった
あまり笑わない丸い頬とか
輪郭に沿う黒髪のショートカット
まるで零れ落ちそうな瞳に
不機嫌なくちびると
肌荒れを気にしている君が可愛かった
自暴自棄になる君が可愛かった
年上のくせに感情のコントロールが下手な君を
心のなかではいとおしいと思っていたんだ
本当は嫌いになんてなれなかったのかも
だって今こんなに 君が胸を締め付ける
僕のこころで死んだと思ってた君が
ひょっこりまた現れて 不機嫌に呼ぶんだ
あの頃と何も変わらない空気で
もっと僕を知っていてほしかったし
君に目を逸らされるのに本当に傷付いた
もっと僕と話をしてほしかったし
できることなら笑っていてほしかった
よく笑うようになった白い頬とか
ぱっつんに切りそろえられた前髪
君の視力が良くないことは知ってるよ
両耳にあいたピアスも
ひとの目を気にしてた君が可愛かった
自暴自棄になったら抱きしめてあげたかった
年上のくせに感情のコントロールが下手な君を
癒せるたった一人になりたかったんだ
本当は嫌いになんてなれてなかったのかも
だって今こんなに 君のことばかり考えてる
僕のこころでしっかりと息づいた君が
僕を見て笑って ゆっくりと呼ぶんだ
あの頃と少し違ってしまった空気で
手に入らないものばかり欲しがる
僕の悪癖と
自分の手首にばかり傷をつける
君の悪癖と
両耳に光るピアス 君と僕の相違点
あの頃と同じだなんて僕の勝手さ
年上のくせに感情のコントロールが下手な君を
癒せるたった一人になりたかったんだ
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