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A氏と彼女
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作詞 鮫 |
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公正な瞳(め)で世界を見たい
毎朝リセット こころをリセット
ぜんぶ流して 柔らかでいたい
美しくありたいと願うことは決して罪な事ではないもの
心を豊かに保ちたい
少女であって少年でいたい
冒険にキラキラして 恋にときめくの
黒い髪を肩まで伸ばして無造作に束ねたい
透明感のある女でいたい
白いTシャツ洗いざらしたジーンズ
足首が細くて 長い指は白い
爪は短く切り揃えてる
ビールのCMみたいな女
美しいものを素直に美しいと言う君が美しい
何もかもいとわないよと言う君が美しい
水のように流れて消えて蒸発してしまいたいと
そう思ってしまう真夜中もある
自虐と怠惰の日々を捨てたい
そして眠りたい
公平な瞳で世界を見ても
毎日残酷 利己主義闊歩
見て見ぬふりは ずいぶん慣れた
幸せでいたいと祈ることは
決して罪なことではないのに
私を愛していてほしい
優しく甘やかしてほしい
我が儘も許して 時に泣きわめく
どうしようもなく仕方ない私に 無償の安心を頂戴
峰不二子のような女でありたい
真紅のルージュに タイトなライダースーツ
魅惑の微笑で 男は虜よ
爪は背中をえぐるための凶器
卑猥なブランド品みたいな女
美しいものをわざと醜いと言う君が羨ましい
何もかもつまらないと言う君が羨ましい
雨のようにあの人のもとに落ちてしまえたらと
そう思ってしまう真夜中もある
懐古と逃避の夢に逃げたい
そして死にたい
公正な瞳で私を見たい
毎晩リピート あの日がリピート
ぜんぶ忘れて 無かったことにしたい
愛してほしいと思うことさえ
あの人は罪だと言うのだろう
美しいものを素直に美しいと言う君が美しい
何もかも受け止めるよと言う君が美しい
水のように流れて消えて蒸発してしまいたいと
そう思ってしまう真夜中もあった
希望と輝く生命(いのち)の糧
それは愛でしょう
普遍たる
無償の愛なのでしょう
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