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夜更け前
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作詞 鮫 |
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君が言ったこととか全部
分かってないじゃないけどさ
僕はきっと 耳を塞ぐ癖があるから
それがでちゃったんじゃないかなって
劇的にとかそういう 感じじゃなくて
端的にとかそういう 意味でもなくてさ
ただふと思ったり気づいたりするんだ
「ああそっか」 しだいに確信
例えばほら 肩越しから見える頬
耳にかかった短い髪 唇 手首 猫背
指板の上で踊る その指みたいに
僕は君が好きなんだ 君が居ればそれでいい
そういう告白ができるほど 勇気を持ち合わせていない
電話にでてくれてありがとう それで充分
冬が終わる 夜更けまであと
君が思うこととか全部
分かっちゃうから困るんだ
僕はきっと 人より少し耳が良いから
それができちゃうんじゃないかなって
劇的にとかそういう 感じじゃなくて
端的にとかそういう 意味でもなくてさ
ただふと思ったり気づいたりするんだ
「ああそっか」 しだいに核心
例えばほら 頬が赤く染まってて
しきりに気にしているだろ 唇 手首 背中
視線が絡み綻ぶ その頬みたいに
僕は君が好きなんだ 君が居ればそれでいい
そういう恋人ができたんだ 僕は気づいてしまったさ
電話はもうかけられないね それでいいさ
冬が終わる 夜更けまであと
劇的にとかそういう 感じじゃなくて
端的にとかそういう 意味でもなくてさ
ただふと思って気づいてしまうんだ
「ああそっか」 君が好きだ
僕は君が好きなんだ 君が居ればそれでいい
そういう告白をしなかった それほど君が好きだった
電話はもう繋がらないさ それがいいよ
春が来たね 夜更けまであと
冬が終わった 夜更けまでもう10分
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