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リキュール
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作詞 鮫 |
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君にはもう逢えぬと告げた
あの日の八重に散る桜
暮れる光を背負い呟く
有り触れた言の葉
重く冷たい空気の中に
毎日は唯黙って鎮座していた
感情を孕むこの球体の
行方知らずの舌先の
燕の低く往く処
明日の早く死ぬ処
君にはもう言えぬと思う
彼の地に真に降る雨も
明ける夜空を背負い映した
群青色とその鮮明さ
軽く萎びた彼岸の華も
毎日が唯阿鼻叫喚の絶叫
思惑を孕むこの球体を
行方知れずに向こう風
彼女の青く白い頬
明日の朝が終わる頃
君にはもう逢わぬと告げた
あの日のやけに散る桜
暮れる光を前に壊れる
橙の闇 その恐ろしさ
咽び嗄らした喉元の奥
阿鼻叫喚の毎日を絶叫
燕の低く沈む頃
明日の朝が終わる頃
君にはもう訊けぬと思う
あすこの青い春の頃
明ける夜空を背負い嘆いた
群青の瞳とその鮮烈さ
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