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あなたの、
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作詞 鮫 |
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嫌悪感のような焦燥のなか
背中だけが白く浮いている
あなたの、銀の目とか
その貫く声が好きよ
そして物語りは語られた
そして幸せな終末は
子ども達が夢に馳せる、そんな
御伽噺になってしまった
あなたが呟いた無防備な言葉に
振り返ったのは間違いだった
見慣れぬ景色に空気は溶ける
その溜め息みたいな遠慮の無さでね
あなたの、その罪に寄り添う
またとかいう不確かなもの
約束なんて言えないでしょう?
あなたの、その髪とか
流れるような指が好きよ
そして空は赤く染まり
魔王は世界を支配して
子ども達が泣き叫ぶ夜、そんな
不幸な結末を知ってしまった
わたしが知っている最高のフィナーレに
キャストミスを許してしまった
銀の瞳が赤く滲んで
その黒髪のように鈍く光ってる
あなたの、罪に酔いしれ
罪の名前は簡単だわ
あくびがでるほど平凡で
そう その声みたいに柔らかい
あなたが呟いた無防備な言葉に
振り返ったのが間違いだった
見慣れぬ瞳に驚いたけど
その溜め息だけは変わらず白く
あなたに、罪名が増えた
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