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あ り ん す
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作詞 羊 |
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享保を生きる華の遊女にうつつを抜かし
此の世と思えぬ輝きに 今宵も想うはあなただけ…
初回あなたを品定め どれだけ優雅に遊ぶのか
上座の眺めも慣れたものです
はしゃぐ今夜も眩いばかり
清き自我抱く高級かんざし 裏を返せば熱が上がるさ
月に映す横顔よ 金の切れ目は縁の切れ目
嗚呼と情け漏らせど 何も心に留められずに…
誰も叫べぬこの沼じゃ 安い愛では自分はなびかぬ
明けて雨降る桜吹雪が祝いの如く
想い変わらず涙伝って 知らぬ誰かを寂しく待つのさ
いつもと変わらぬ妖艶な灯り
馴染みになれば秘密の部屋へ また愛が募る夜…
笑む意識の奥底
ただ宴会まみれの此処から連れ出して欲しい
たった其れだけ ――― はやくきて ―――
手練手管で愛するたった一度のお顔でも
なんら変わらぬ巧妙な瞳
抑え付けてる赤い嘘
真に惚れているのは あんさんだけでありんす…
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