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靴ずれ
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| 作詞 moti |
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笑うあなたの横で
私は小さくため息をつく
いつからかついた嘘
自分を守るためよと
本音を伏せた下手な笑顔
あなたの瞳
それはかわいいあの子の笑顔で
そっと目を伏せた私に
あなたは気づいてくれない
ふたりが微笑んで歩く後ろ
俯いて飲み込んで保つ笑顔
隠してた左手があなたを
欲しくて欲しくて震えてる
何度も何度も言いかけては塗りつぶした
赤く腫れた靴ずれ
痛い。とも言えずに笑った
夏の日の汗ばむ夜
甘いにおいとタバコの香り
近づけないあと一歩
あなたの背に少しでも届くようにと
大人ぶって背伸びした赤いヒール
うまく歩けずに出来た靴ずれが
今になってうずき始め
ゆがむ顔
震える唇
もうこれ以上痛くて痛くて歩けない
何度も何度も言いかけては塗りつぶした
笑うかわいいあの子と
月明かり浮かぶシルエット
夏の日の汗ばむ夜
近づけないあと一歩
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