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夏の一片
作詞 灰被り猫
電車に乗り込む人の群れ
その中に紛れて佇んで
視線を泳がす僕はまた
思い出したりしてるんだ

○月○日○曜日
蝉が鳴いてた
ふたりで遠出したんだよな
細かいことは覚えちゃ居ないが
話題を繋ぐのに必死な僕を
笑ってフォローしてくれたっけ

帰り道は雨が降ってて
一本だけ傘を買った気がする
細かいことは覚えちゃ居ないが
電車の揺れに必死な君を
支えるために手ぇ繋いだっけ


電車を降りる人の群れ
その中に紛れて歩き出し
はぁ…と溜息ついてみて
思い出すのをもうやめた

地下に続く階段のそばを
通り過ぎたら忘れよう
いつまでたっても消えてくれない
あの日握った手のひらの温度


電車に乗り込む人の群れ
あぁ僕はまた思い出すのかな

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 夏の一片
公開日 2009/08/02
ジャンル ポップス
カテゴリ その他
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