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四季のある身体
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作詞 九軒ハセヲ |
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例えば 貴方が優しい目で語ったとして
それは今日限りの嘘だよ
例えば 貴方が見え透いた罠だったとして
それも今日限りの価値だよ
白いソファの上ではいつも一人
それもその筈 彼等の言葉は一貫して上品な殺し文句
賞味期限は翌朝十時迄。
Ah... 噫、その手に貫かれようと 地面に塗り固められようと
触れてほしい願望は消えない
最早、体温だけが欲しい 夏でさえ暑さの内に
想いの侭近づいて振り払われたくて
そうやって、楽しんで生きることを
苦痛だなんて呼べる筈も無い
これ以上、体が冷えてしまわない様に
その手で触って繰り返して 熱のある日々を
例えば 私が凍える季節だったとして
それは隠せない傷だよ
例えば 私が連なった身だったとして
誰も隠せない真実
カシスのベッドなら手狭が良い
それもその筈 深夜の温度は一貫して静寂な氷点下
賞味期限等気にしないで。
Ah... 噫、 冷え過ぎた指先にも 期待は溶けて馨ろうと
砕く前の青色が消えない
最早、体温では足りない 夏に見る暑さの壁に
思うが侭に縋って奪い取って欲しい
そうやって、楽しんで生きることを
投げ遣りだ等と呼ばせ無い
これ以上、体が温まるその前に
その手で握って思い出して 意味の在る日々を
いつかは忘れ、朽ちてゆく瞬間こそ
ずっと傍に置いて 見届けたい
最早、体温だけが欲しい 夏でさえ暑さの内に
想いの侭近づいて振り払われたくて
そうやって、楽しんで生きることを
苦痛だなんて呼べる筈も無い
これ以上、体が冷えてしまわない様に
その手で触って繰り返して 熱のある日々を
冬が二人を冷す迄
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