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開国
作詞 九軒ハセヲ
連日息をせずに生きてゐると
行き場を失つた酸素達は 肺の傍で次々と芽吹き出す
音も無しに咲いて行く空気を
ずつと見てゐたいから

朝の光彩は視界を焼き 有りもしない影を歩ませる
彼等は誰?
何処に行く御心算ですか
どうせ一人一人消へてゆくのだろうに

列なつてなければ歩く事もしない大きな雛鳥の群
重なり騒めく迷彩の中へと其の身を落とさなくては
そうして育つ生命の種ならば
恐怖は無い筈だろう
そうして咲いた期待の花ならば
澱んで等ない筈だろう


真実は何処に遺つてゐるの 逃げ場を失へば窒息する
肺の中に沈んでゐる無垢の種
声を揚げて死んで行く気体は
きつともう戻らない

夜の交際に果敢な嘘 出来もしない誓いに怯えてゐる
僕らは誰?
何をする心算なんだろう
いつも壱人壱人失うだけだろうに

似通つてなければ選ぶ事もしない小さな理不尽の群
戸惑い輝く色彩の中へと 其の身を投じなくては
そうして伸びた翡翠の茎ならば
手折る事なんて出来ない
そうして根付く常磐(ときわ)の国ならば
諍いなんて幻


此の手に掬える声は 例え霜付くとしても
いつか枯れる事を恐れない
認められなくても良い
今此処に咲ける柳 敵味方など無い
名前を呼んで


列なつてなければ歩く事もしない大きな雛鳥の群
重なり騒めく迷彩の中へと 其の身を落とさなくては
そうして育つ生命の種ならば
恐怖は無い筈だから
そうして咲いた期待の花ならば
澱んで等ない筈だから

美しき文化を

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歌詞タイトル 開国
公開日 2009/07/22
ジャンル ポップス
カテゴリ その他
コメント 日本の行く末を按じてつくりました。 かな遣いを工夫してあります。
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