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粒子
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作詞 M-i |
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そんな崇高なるあなたには
ねえ
解剖台のうえでひらいたこの躯を献上
スマートな手が
汚れに充ち満ちたこの身を這うとき
その眼がもう一度開くというの
リアリスト?
あなたが怖れる崩壊
どこまでかたちがなくなったって構わないの
最後の粒子までいとおしい
その純潔に美は見出せないの
唯美主義に耽る世にほんとうの価値が無い如く
成す術ないあなた
脳髄の白まで愛でられたら
あなたが好む確認のかたちだって無菌ではないでしょう
ほんとの美を嗅ぎ出したとき
薄紙の壁を破って茎が伸びゆくの
倒錯こそ真の愛であるというよ
そして
いつか身体が果てたって
永遠を約束できるよ
こんな生命力ないあたしには
ほら
甘い金色のその言葉たちを享受
つたない手が
描いた妄想にさわるとき
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