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華火
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作詞 榎鏡 |
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たった一秒一瞬刹那に輝(ひか)る華(はな)は
僕の胸に強く焼跡を残して消えてゆく
約束した公園前の門出には
賑わう景色が遠く見据えれた
瞳閉じて描いた夢、慌てた君が
僕の名前呼(さけ)んではにかむから
二人はそっと人込みの中で
僕の手が君の手を優しく覆い、
二人だけの世界歩んでるよ
二人は鼓動感じ合い僕等
これが最期(さいご)だと悟っていた18歳
たった一秒一瞬刹那に輝(ひか)る華(はな)は
儚く焔(も)える流星の華火(はなび)よ
たった一秒一瞬刹那に輝(ひか)る華(はな)は
僕の胸に強く焼跡を残して消えてゆく
たった一度最後きりの願い叶えて
僕等二人引き離さないで 華火よ、永遠に…
いつか思い出して この場所この景色
80歳になっても憶えてるよ
そしたら二人はまた出逢えると信じて
僕はきっと眠りの死につくよ
二人はそっと線香花火に
一緒に火を灯し、小さく咲かせて
一緒に最期(さいご)の華を散らしてね
二人はきっと花火のようだから
綺麗に舞い上がり、綺麗に咲かせる
けれど最期(さいご)は虚しく枯れるね
たった一秒一瞬刹那に輝(ひか)る華(はな)は
僕の胸に強く焼跡を残して消えてゆく
終わる瞬きの満開見逃さないでね
「サヨナラ」涙流す二人の最後の夏の夜
夕方の蝉の音を懐かしいと感じて
君がまた還ってくる姿
想像をした僕は、一人自嘲していて
二人 また隣で歩いていた
愛してる、叫んだら
君は泣いて 僕に飛び込んできて
抱き締められない 拳作って
「ごめんね」と突き放した…
たった一秒一瞬刹那に輝(ひか)る華(はな)は
僕の胸に強く焼跡を残して消えてゆく
終わる瞬きの満開見逃さないでね
「サヨナラ」涙流す二人の最後の夏の夜
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