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夜行列車の停まる停車場(えき)
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作詞 雅童 |
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北国行きの夜行列車がホームに来るとスピーカーの声が
響き渡って列車が停まり扉が開いた
二分間の停車ですと機械的なアナウンスが流れ
二年間の二人の恋の最後の言葉をかき消した
列車に乗る私に荷物を渡すあなたの
指が触れたときに互いの瞳を見つめる
北国行きの夜行列車のタラップの上でホームのあなたを見つめ
発車のベルが響き渡り扉が閉まる
ホームのあなたは何にも言わずに動きだした私を見つめる
ホームの灯りもすぐに途絶えて夜の闇を列車は走る
この夜の暗闇が開ければあなたは遠い過去の人
終着駅の故郷は今でもまだ雪景色
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