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硝子の自鳴琴(ガラスのオルゴール)
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作詞 水無月 四葉 |
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いつも 肝心なところで動かない
不意に体が重くなり 身動きが取れない
不意に声が出なくなり 助けが呼べない
迫りくる恐怖の中 自分ではどうすることもできない
そんな夢を見た
童話の中の幸せなお姫様なんていなくて
あたしは気づくと闇の中にいた
何度も何度も 抜け出そうともがくけれど
闇の手の上で踊り続けるだけのあたし
玲瓏の音色奏でる硝子の自鳴琴(オルゴール)
触れれば砕け散りゆくのみ
凍てた身も心も溶かす1本の灯(ともしび)
触れれば我が身燃ゆるのみ
いくら美しくても暖かくても 触れない
沼に沈みゆくのに 周囲はただ傍観するだけ
誰も手を差し伸べてくれない
そんな夢を見た
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