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始まる予感、終わりはまだ果てしない様です。
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作詞 Re;come |
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今日は快晴らしいから、私は外に散歩しに行ったのですが、
突然の雨にうたれ、夕立なのか分かりませんが、その天気予報を
外した天気予報士を恨んでいたところに君が現れたのです。
「僕も濡れちゃいました」と苦笑する君はその後、思いっきり
笑顔になり空にむかって大声で「バカヤロー」と叫ぶもんですから
私は吹き出してしっまたので、君にハンカチを貸しました。
冷たい雨、生暖かい風、咲き乱れる予定だった桜の蕾は顔を隠してしまいました。
ああ、公園に二人の影。
初めて会ったはずなのに、初めてじゃない気がするのは私だけですか?
始まる予感、終わりはまだ果てしない様です。
夕立はいつの間にか晴れて快晴が戻って来たもんですから
そろそろお別れの時間の様なので私は君に「またね」と言って手を振れば
君も「またね」と言って、笑顔で言って、手を振って言って、お別れするから
私は少しだけ切なくなったのです。
また少し歩いてみると、黒猫ミケネコ白猫が欠伸をしていて
デカイ犬チイサイ犬に吠えられて、同じ道辿って歩いてたら
いつの間にか自分の家の目の前で私は可笑しくなって大笑いしたのです。
晴れる空、少し強い風、靡く筈もない私の短い髪が風に舞ってボサボサにしたのです。
ああ、ドアノブに映る私。
銀メッキの汚れた鏡に今日の出来事ふりかえる。毎日毎日。
始まる予感、終わりはまだ果てしない様です。
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