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ブラッティヴァイオレット
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作詞 Re;come |
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暗闇に響いた声
もう聞こえないから、耳を塞ぐ
亡者の叫びが聞こえない様に。
月は死んだ。
光を失った月にもう用はない。
だから、もう、進まなくちゃ。
振り向けられないよ、この道。
過去は変えられないから。
恐い、怖い、夜中の道に
現れた影は僕を襲う。
飛び散る赤い血が夜空の星を染めた。
黒に映えた赤が残酷なほどに綺麗。
ケモノの餓えを満たすにはどうすればいいの?!
ブラッティヴァイオレット!!
青白い、剥き出しの牙
この汚れ(けがれ)はもう落ちない。
夜明けが近い。
憎き太陽。
なぜ、太陽は死なぬのか。
問いかける術などなくて。
揺れる水面(みなも)に映る。
自分は笑っていた。
差し出す手に怯えないで。
ケモノが泣き叫ぶ。
落ちる涙は影を創って溶けた。
白黒がはっきりして、思った以上に切ない。
ケモノの乾きを潤すにはどうすればいいの?!
ブラッティヴァイオレット!!
嘘なんてつけない方が可笑しい世の中よ
神にでも愛されたいの?
真実を偽善で埋めたい権利者よ
天使に迎えられたいの?
残念だけど、ケモノはきっと許してくれない。
何故かって?
BAN!!
銃声の合図で動くおもちゃの兵隊さん。
ケモノが一つ一つ丁寧に壊す。
嗚呼、何が面白いのか。
僕とケモノの境界線、
飛び散る赤い血が夜空の星を染めた。
黒に映えた赤が残酷なほどに綺麗。
ケモノの餓えを満たすには、乾きを潤すには、
どうすればいいの?
ブラッティヴァイオレット
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